今年は夏の暑さの名残が、キノコの発生を遅らせているようで、
収穫が期待できない予想の中、常連のメンバー、8名での、ツアーとなりました。
といっても、当日のお天気は、とても気持ち良い秋晴れに恵まれ、気分よく、ウォーキングスタートです。
目的のキノコ山までの山道は、木々が明るい日差しをさえぎり、少しばかり ひんやりとした空気を肌で感じながら、所どころ、急な登りを、どんどん進みます。
いくつかの倒木に前途をさえぎられ、それを跨いだり、くぐったり、茨のチクチクに、ウエアーが引っかかったり(こんな時は、ヤッケタイプのものがお勧めですね。) 険しい道なき道を歩き進んだのでした。
もちろん、途中の道のりでも、イガに包まれた栗をみつけたり、歩いてる足元にみつけた、キノコを次々、キノコ博士の赤石先生に、たずねては、
「これは食べられる?」 「・・・・これは、毒キノコ!」
「これはシバタケ?」 「ちがいます・・・似ていますが 美味しくはない。」など、喜んだり、がっかりしたり、山の空気を、いっぱい吸い込んで、体がだんだん、山の自然になじんでいくのが心地良い瞬間です。
「これは、去年も教えてもらったね、・・えーっと なんとかラッパタケ?!」
「そう・・トキ色ラッパタケ。・・・炒めて食べると良いかおりがしておいしいです」
← これがトキ色ラッパタケ!
香りもよく、しゃきしゃきの食感でおいしい
我が家では、天日に干してから、オリーブオイルで炒めて、魚のムニエルに添えて頂きました。
いつものお料理に秋の恵みをプラスして 一味違った
季節の一皿になりました。
← こんな珍しい植物にも出会いました。
銀竜草(ぎんりょうそう)です。
別名、幽霊茸、水晶蘭とも言うそうです。
日蔭の腐葉土にすっくと立っていました。
透き通るような輝きは、何やら不思議な
モノトーンの世界を演出しているようでした。